庇(ひさし)のアルフィンTOP > 庇(ひさし) > 庇における「上裏」とは?劣化したときの注意点と併せて解説

庇における上裏とは

庇は窓や玄関の上に設置するため、様子を見たいときは下から上に見上げます。

上から下を見ることはほとんどないため、庇の下側を見て劣化具合や修理の要不要を判断する必要があります。

軒や庇などを下から見たときに見える部分は「上裏(あげうら)」と呼ばれます。

本記事では、庇における上裏について、劣化したときの注意点とあわせて解説します。

 

「上裏」とは?

建物における上裏とは、見上げたときに目に入る裏側部分を指すもので、軒や庇などが該当します。

マンションやアパートといった集合住宅では、上の階のベランダ部分や共有スペースの廊下の天井などが挙げられます。

庇を含め、上裏は普段目にすることが少ない箇所であるため、設備の変化に気付きにくいものです。

しかし、上裏のメンテナンスを怠ると建物が劣化し、破損や最悪の場合は倒壊のリスクも発生してしまいます。

そのため、築年数が古い住宅にお住まいの方は、修繕の有無を確認するために上裏を確認してみると良いでしょう。

 

庇の上裏が劣化した場合の修繕方法

長期間庇を設置すると、下記のような症状が現れることがあります。

  • 雨漏り・水漏れ
  • 形状の変化
  • 壁との接合部にヒビが入る
  • 上裏にコケやカビが生える

 

これらが見えるようになったら、庇を修繕するか付け替えを検討する時期だと言えます。

庇の修繕や付け替えを、自分で行う方がいらっしゃいます。

しかし、庇は高所に設置されているため、落下のリスクが大きいものです。

そのため、庇の修繕や付け替えは専門の業者に相談しましょう。

 

上裏の修繕箇所について

下記、上裏の修繕箇所一覧です。

  • 廊下・ベランダの上裏
  • 庇の上裏
  • 階段の上裏

 

屋外に設置されている庇やベランダは、雨風や紫外線による影響を大きく受けてしまいます。

また、排気ガスや黄砂など汚れも付着しやすいことから、劣化しやすい場所だと言えます。

外装を修繕する際は、廊下やベランダ、庇などを含め、上裏を確認してから着工してもらいましょう。

また、上裏は階段裏のように室内にも存在します。

階段の場合は腐食が浸食していたり、大きくきしんだりしたときに修繕を行いましょう。

 

おわりに

本記事では、庇における上裏についてご説明しました。

上裏とは下から見上げたときに見ることができる場所で、庇だけではなくマンションのベランダや共用部の廊下が挙げられます。

ひび割れやカビ、コケなどが上裏に見られるようになったタイミングが修繕や取り換えの時期だと言えます。

修繕のタイミングを確認するために、上裏を見上げてみるのも良いでしょう。