庇は一般家屋だけではなく、ビルや図書館といった公共施設などにも設置されています。
また、小学校や中学校といった教育施設にも設置されていることがありますが、庇を学校に設置することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
本記事では、学校に庇が設置されている理由や、学校に設置する庇に求められる条件に付いて解説します。
庇が学校に設置されている理由
下記、庇が学校に設置されている理由の一例です。
転落事故の防止
小学生や中学生、高校生といった生徒さんは、窓から乗り出してしまい、下の階に転落する可能性があります。
低階層の場合はケガで済むことがありますが、階層が高くなるほど大ケガにつながってしまう可能性が高まるため、庇としての性能だけではなく、安全性にも配慮して庇を取り付けている学校があります。
また、庇自体に立ち入らないように徹底指導することや、窓に手すりを設置することで事故が発生する可能性をより低減できます。
省エネ
庇を設置することによって、室内に雨風の侵入を防ぎ、適度に日光を取り入れるといった効果があります。
夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができるため、学校全体の光熱費を減らすことができ、省エネに貢献します。
近年では環境問題を取り上げられることが多いため、庇の設置に関心がある学校も増えているようです。
学校に設置される庇に求められる条件
こちらでは、学校に設置される庇に求められる条件をご紹介します。
庇としての性能
先述の通り、庇は雨風をしのぎ、適度に日光を取り入れるといった役割があります。
生徒さんが授業を受けやすいように、庇としての性能が高いものが選ばれます。
耐久性
学校は多くの生徒さんが通うため、さまざまなものを落としてしまう可能性があります。
重いものを落としてしまい、下層階の方に被害が及ばないよう、耐久性がある庇が選ばれる傾向にあります。
低コスト
学校には多くの教室があるため、その分設置する庇も多くなる傾向にあります。
そのため、庇の設置にかかる費用は、可能な限り抑えたいものです。
庇の設置に必要な金額は庇や工事費用などによって変動するため、施工会社などに確認しましょう。
おわりに
本記事では、学校に設置されている庇について解説しました。
学校には事故防止や省エネといった理由で庇が設置されており、庇としての性能だけではなく、耐久性やコスト面を考慮します。
生徒さんが授業を受けやすいように、学校に設置する庇は十分に考慮しましょう。