庇は日本家屋だけではなく、海外でもしばしば見受けられる建築設備のひとつです。
現代の日本においては洋風の家屋が一般化していますが、和風の家屋を好む方も多くいらっしゃいます。
しかし、和風の家屋に庇を設置する際、デザインの選び方に困っている方もいらっしゃることでしょう。
本記事では、和風の家屋に合った庇の選び方をご紹介します。
庇の歴史
庇には過去から現代まで建築様式や技術の発展により、さまざまな歴史があります。
下記、庇の歴史を過去から現代までご紹介します。
庇の過去
かつての日本では、木製の庇が使われていました。
木製庇は現代において多用されている金属やガラス製の庇よりも分厚く、重量があるといった特徴があります。
出幅が長くなるほど重量が重くなることから倒壊のリスクが高くなるため、現代のものよりも出幅が短いものが多い傾向にありました。
和風の建物には、本記事でご紹介する家屋だけではなく長年営業をしているお蕎麦屋さんやレストラン、着物屋さんなど日本の文化や技術に関するさまざまな店舗も含まれます。
庇の現代
現代では技術の発展により、アルミやガラスといったさまざまな素材で作られるようになりました。
木製よりも高い耐久性や耐腐食性があり、軽量であることから多くの建物に使われています。
和風の家屋に合ったデザインの庇の選び方
こちらでは、和風の家屋に合ったデザインの庇の選び方をご紹介します。
色
和風の家屋では、屋根や軒の色が黒や濃い灰色など、落ち着いた色が多い傾向にあります。
そのため、家屋の色にもよりますが、設置する庇の色も落ち着いた黒が良いでしょう。
当社では、庇だけではなく樋(とい)も黒い「ブラック庇」をご用意しております。
こちらは庇の先から雨水が漏れないように逆勾配になっており、樋を伝って静かに地面へ流すことができます。
商品ページ:ADシリーズ「ブラック庇」
(https://www.alfin.co.jp/products/black_hisashi/)
柄
一般的な庇には柄が無いものも多いため、シンプルな印象です。
しかし、かつての日本で設置されていた庇は木材が使われており、下から見るとあたたかみがある木目を見ることができました。
そこで、当社ではオプションとして、庇に木目熱転写を施すサービスをご提供しています。
シンプルな庇に木目を求めたい方は、転写をご検討ください。
商品ページ:木目調パネル(オプション)
(https://www.alfin.co.jp/products/mokume/)
おわりに
本記事では、和風の家屋に最適な庇について解説しました。
かつて、日本では木製の庇が使われていましたが、現代ではアルミやガラスといった素材の庇が使われています。
和風の家屋には、色が黒のものや木目調のデザインが施された庇の設置を検討しましょう。