庇は雨風や直射日光にさらされるだけではなく、落下物から人や庇の下にあるものを守る設備のため、耐久性や耐腐食性が高い素材を使う必要があります。
以前、日本では「トタン」と呼ばれる素材で作られた庇を設置している家庭が多くありました。
本記事では、トタンの庇の特徴や注意点などについてご説明します。
「トタン」とは?
一般的に「トタン」と言われると波打った表面の金属板を連想する方もいらっしゃると思いますが、トタンは亜鉛メッキが施された鉄の板を指すもので、素材の名前です。
トタンには軽量で丈夫といった特徴があります。
鉄は金属のなかでも高い硬度を持っており、表面のメッキ加工に使われる亜鉛はサビにくいといった特徴があります。
そのため、街中で見かけるサビついたトタンは、メンテナンスを怠ったものであると言えます。
また、多くのトタンに見られる波状の表面は、雨風を流すために施されています。
平面の場合、庇にできたわずかな凹みに雨水や汚れが溜まることによって、腐食が進行しやすくなります。
表面を波状に加工することによって、雨水を溜めることなく地面に流すことができます。
トタンの庇に関する注意点
トタンは熱伝導度が高い素材であるため、夏場には高温になったり、冬場は冷え込んだりするといった点には注意が必要です。
トタンが使われている家屋内で生活をしたことがある方のなかには、夏は暑く、冬は寒くなるといった経験を持つ方もいらっしゃると思いますが、その原因はトタンの性質によるものの可能性があります。
また、長い年月メンテナンスを怠っていると、表面の亜鉛メッキがはがれることにより、鉄がむき出しになってサビついてしまう点にも注意が必要です。
トタンからアルミに付け替えてはいかがでしょうか
以前の日本では多くの家屋に使われていたトタンですが、現在ではアルミのようにトタンよりも軽量で、耐久性や耐腐食性に優れている金属があります。
特に、屋外に設置される庇には耐久性や耐腐食性が必須であるため、アルミ製のものが多く製造・販売されています。
当社では耐久性や耐腐食性に優れ、形状を維持する「たわみ」を持たせた庇を多く取りそろえています。
庇の取り換えを検討している方は、是非ご参考ください。
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おわりに
本記事では、庇などに使われているトタンについてご説明しました。
トタンは鉄を亜鉛メッキでコーティングした金属を指すもので、軽量かつ低額といった特徴を持ちます。
しかし、年月の経過やメンテナンス不足によって表面の加工がはがれてしまい、サビつくことがあります。
アルミ製の庇であればトタンよりも高い耐久性や耐腐食性があるため、長い間使い続けることができます。
これから庇の取り換えを検討している方は、アルミ製のものを選んではいかがでしょうか。