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庇はDIYでも取り付けられる? 注意点とポイントをご紹介
雨風や日光を防ぐための庇は、建築後にも取り付けることができます。

庇をあとから取り付ける際、業者に依頼せずDIYで取り付けることはできるのでしょうか。

本記事では、庇をDIYで取り付けられるのか、注意点とポイントをご紹介します。

 

 

庇はDIYでも取り付けられる?

結論として、庇はDIYでも取り付けることができます。

住宅によっては庇が取り付けられていないことがあり、そのような場合は「強い直射日光が部屋の中に入り込む」「激しい雨が窓に打ち付けられる」といった問題が発生します。

特に、新築住宅を建築する際には忘れられることが多く、「取り付けておけば良かった」と思う方も少なくありません。

 

庇の後付けに関する相場

一般的に庇を後付けする際には建築業者に依頼します。

費用の相場は建物の様式や庇の種類により変動しますが、5万円から30万円程度が多い傾向にあります。

それらの費用を抑えたい場合は、後述する注意点やポイントに気を付けて、庇を取り寄せてから取り付け作業を行いましょう。

 

 

庇をDIYで取り付ける際の注意点とポイント

こちらでは、庇をDIYで取り付ける際の注意点とポイントをご紹介します。

 

住宅の構造

住宅の構造が鉄筋コンクリート造、鉄骨造、ALCの建物には穴を開けることが難しいため、庇をDIYで取り付けることができません。

一般的な庇は外壁にビスを打ち付けてから取り付けますが、専用の工具が無ければ外壁に穴を開けられないため、先述した構造を持つ住宅の場合は業者に相談しましょう。

 

後付けが可能な庇の素材

後付けが可能な庇の素材を選定するようにしましょう。

後付けが可能な庇に使われる素材には、アルミやガラス、ポリカーボネートといったものが挙げられます。

いずれも、耐久性に優れた素材で、加工がしやすいといった特徴があります。

 

外壁に穴やキズを付けることになる

外壁に穴やキズが付くと、雨漏りや倒壊の原因となることがあります。

特に、庇を取り付ける際にはビスを使うことから、取り付け方を間違えると大事故につながる可能性があるため注意しましょう。

 

以上の通り、DIYでは取り付けられない、取り付けることができても住宅にリスクが発生する可能性もあるため、DIYで取り付ける際には無理をしないことが大切です。

DIYを行うよりも業者に依頼する方が良いときもあるでしょう。

 

庇を業者に設置してもらうメリット

庇を業者に設置してもらうメリット

このように、庇をDIYで設置することでさまざまなリスクが発生することがあります。

そのため、ほとんどの方は庇の設置を施工会社に依頼することでしょう。

下記にて、庇の設置を業者に依頼するメリットをご紹介します。

 

安全かつ確実に設置することができる

庇を設置したい自宅にお住まいの方のほとんどは、建築に関する知識があまりないことでしょう。

そのような方が庇をDIYで設置すると、高所から転落したり家屋の強度が低下したりといったリスクが生じます。

安全かつ確実に庇を設置したい場合、施工会社など建築に関する業者に相談しましょう。

近年では庇は軽量になったとはいえ、やはり一般の方が設置するにはその重量によって順当に作業が進行しないものです。

業者が庇を設置する際は外壁の状態や設置する長さなど、さまざまな情報を確認してから作業に臨みます。

そのため、安全性や確実性だけではなく、設置後は快適な生活を送ることができます。

 

保証が設けられていることがある

自分で庇を設置したあと、取れたり外壁にキズが付いたりといったトラブルが発生しても、保証がきかないことがほとんどです。

しかし、業者のなかには下記のような保証を設けているところがあり、万が一のトラブルにも柔軟に対応してもらえます。

 

施工会社の保証

施工会社が設置した庇のなかには、施工中のミスなどによって庇が取れてしまうなどのトラブルが発生することがあります。

ネジの締めが緩かったり、正しい方法で庇を設置しなかったりした場合に庇のトラブルが発生するものです。

そのような場合、施工会社に連絡することで、無料で修理などの対応をしてもらうことができます。

そのため、施工会社を選ぶ際は保証の有無から選ぶことも視野に入れておきましょう。

ただし、施工会社が廃業となってしまった場合は保証を受けられない点には注意が必要です。

 

瑕疵(かし)による保証

庇の設置における瑕疵とは、設置の際に不完全な点があることを指します。

一般的に庇の設置やリフォームは契約書の内容に則って実施されるものです。

しかし、なかには業者のコストダウンや効率化を目的として、契約内容とは異なる施工を行うことがあります。

施工後、契約内容と設置された庇を確認し、不備があれば再度工事を受けられます。

なかには費用を求められることがありますが、その際は契約書と照合して正当性を示しましょう。

 

庇の設置を業者に依頼する際の選定ポイント

庇の設置を承っている業者は多数存在するため、どの業者にしようかと迷われることでしょう。

下記にて、庇の設置を依頼する業者の選び方をご紹介します。

 

複数の業者に相見積もりを取る

そのような場合、気になる業者にすべて声を掛けてみることをおすすめします。

業者によって用意しているオプションやサービス、施工価格などが異なるため、1社で決めると損をすることがあります。

そのため、庇を設置する際は複数の業者に声を掛けて、下記のポイントを見比べてみましょう。

  • 施工価格
  • オプションの有無
  • 施工日数
  • 営業の対応
  • 施工の内訳

 

これらのポイントを確認し、最も条件が良い業者に施工を依頼しましょう。

 

現地調査に必ず立ち合う

庇の設置を含む、不動産の施工時には必ず現地に立ち会うことをおすすめします。

業者のなかには依頼主が不在のときに外壁などをチェックし、受注を取るために虚偽の情報を報告するところがあります。

いわゆる悪徳業者と呼ばれるもので、契約締結後も不適切な方法で庇を設置する可能性が考えられます。

「調査は日中にこちらでしておくので、お客様は不在で大丈夫です」と伝えてくるような業者は要注意です。

庇の設置前後には業者が自宅の外壁などを調査しますが、その際は必ず現地で立ち会うようにしましょう。

 

庇の選定ポイント

庇の選定ポイント

庇の設置を業者に依頼する際、自分で選んだり業者から提案をされたりといったことをされることでしょう。

庇を設置する際は、下記のポイントを押さえておくことで、設置後に快適に生活を送ることができます。

 

サイズ

庇は1mを超えると固定資産税の対象となるため、設置するサイズには注意が必要です。

こちらは建築基準法によって明記されているもののため、事前に施工会社に確認しておきましょう。

 

庇としての機能を発揮する出幅

庇は雨風を防ぎ、適度な日光を室内に取り入れるために設置される建築資材のひとつです。

そのため、出幅が長ければ良いというわけではなく、最適な長さで設置する必要があります。

一般的には出幅が0.6mの庇であれば、窓のすぐそばに日影ができると言われています。

 

素材・耐久性

庇を設置する際は、耐久性が高い素材の庇を選ぶようにしましょう。

庇は外壁に設置されるため、雨風や汚れといった過酷な環境下に長期間さらされます。

また、風の影響による「吹き上げ荷重」など、考慮しなければならない外部要因はさまざまです。

 

これらのポイントを押さえておくことで、長い間庇を設置することができるでしょう。

 

おわりに

本記事では、庇はDIYでも取り付けることができるのかについてご紹介しました。

庇はDIYでも取り付けることは可能ですが、住宅の構造や庇の素材によっては取り付けられないことがあります。

外壁に穴やキズが付くことにより、雨漏りや倒壊といった危険があるため、庇の取り付けは業者に依頼することをおすすめします。