庇(ひさし)のアルフィンTOP > 庇(ひさし) > 庇を設置する際も、断面図などを確認して正確な長さを計測しよう

断面図などを確認

庇を住宅に設置する際、工事業者は現地での寸法だけではなく、メーカーから渡された断面図を使用します。

建築業や製図作業などに携わっていない方は、断面図を目にする機会が少ないため、断面図の用途や目的が分からないといった方もいらっしゃると思います。

本記事では、庇などに取り付けられる設備を設置する際に使用する、断面図について解説します。

 

 

「断面図」とは?

断面図とは、建物や設備を垂直に切って横から見た際の図面を指します。

庇の場合、高さや出幅、傾斜角度などが記載されており、住宅に取り付ける際の参考にします。

一般的に断面図はメーカーに相談するか、ホームページで自由にダウンロードできます。

なお、断面図や設計図は著作権法第10条1項のなかで「学術的な性質を有する図面」に該当する資料であるため、法律によって守られています。

また、断面図と混同されがちなものとして、「矩形図(かなばかりず、くけいず)」と呼ばれるものがあります。

矩形図は断面図のように寸法などが記載されているほか、使われている素材といったより詳細な情報が記載されています。

 

断面図の用途

断面図の用途には、下記のような用途があります。

 

目に見えない部分を図面上で表す

庇などの立体物は、ネジを留める場所やサポートポールの内部など、目に見えない部分があります。

断面図を使用することによってそれらの部分を図で確認できるようになり、設置する際の参考にできます。

 

寸法など詳細を知ることができる

断面図内には、mm単位で穴の直径や長さなどが記載されています。

建設作業や取付作業は、精巧に設計された情報をもとに着工されるものです。

そのような作業を滞りなく行えるように、さまざまな細かい情報が記載された断面図が使われます。

 

アルフィンでも断面図を用意しています

当社でもCADで作成した断面図のデータを用意しております。

著作権や所有権は当社が所有しますが、庇を設置する際にご利用いただくことが可能です。

また、CADデータを使用する際は下記のポイントにご注意をお願いします。

 

  • 仕上げ材および躯体の強度は、取付け前に外壁メーカー様にご確認ください。
  • 下地の強度不足等による躯体破損、事故等の損害についての責任は負いかねます。
  • 壁面の下地確認と補強対策は必ず行ってください。
  • 外壁材裏に空気層がある場合は、締付けにより外壁材が破損しないよう補強対策を行ってください。

 

当社のCADデータサービス
https://www.alfin.co.jp/pro/caddata/cad05.html

 

おわりに

本記事では、庇などの断面図について解説しました。

断面図は建物や設備を垂直に切って横から見た際の図面を指すもので、庇を設置する際などに使われます。

普段目にする機会が少ない断面図ですが、建設作業や取付作業などにおいては重要な資料であることを知っておきましょう。