庇は室内に侵入する雨風を防ぎ、適度な直射日光を取り入れることができる設備のひとつです。
住宅に限らず、公共施設や工場、ショッピングモールといった商業施設などにも設置され、人々や商品を守っています。
近年では庇の利便性が見直された結果、多くの商業施設に設置されるようになりました。
本記事では、商業施設に庇を設置することによって得られるメリットと注意点をご紹介します。
商業施設に庇を設置するメリット
下記、商業施設が庇を設置することによって得られるメリットの一例です。
お客様を雨風から守ることができる
商業施設のなかには、デザインを重視するあまりお客様の快適さを失ってしまっているものがあります。
鏡面加工が施された窓や、表面がツルツル過ぎる床などはそれらに該当し、不便に感じるお客様がいらっしゃいます。
庇がない建物についても同様で、取り付けられていない建物には室内に雨風が侵入してしまっているものがあるものです。
一方、庇がある建物の場合、雨風の侵入を防ぐだけではなく、庇の下で雨宿りをする方などを見受けることができます。
特に、商業施設には一般家屋よりも大きな庇が設置される傾向にあるため、利便性の向上が期待できるでしょう。
商品を雨風から守ることができる
庇は雨風の侵入を防ぐことが主目的の設備であり、お客様だけではなく施設内の商品も守ることができます。
工場には雨や汚れを防がなければならない原材料や完成品が保管されているため、大きめの庇を設置することが挙げられます。
スーパーやショッピングモールなどの商業施設でも同様で、入り口付近の在庫されている商品を守ることができます。
また、適度な直射日光のみを取り入れることから、商品やパッケージの日焼けも防ぐことが可能です。
そのため、近年では庇の性能が見直されたことにより、後付けでも設置をする商業施設が多くなりました。
庇を設置する際の注意点
こちらでは、庇を設置する際の注意点をご紹介します。
素材
庇を設置する際はアルミやステンレスといった、高い耐久性を持つ素材が使われているものを採用しましょう。
特に、アルミ製の庇は軽量にも関わらず高い耐久性を持つことから、多くのメーカーが製造しています。
かつての日本の家屋には、ガルバリウム製の庇が多く使われていました。
ガルバリウムは軽量な金属ですが、経年劣化によりサビが付いてしまう特徴があるため、近年では採用率は低い傾向にあります。
長い間高い機能を維持するためにも、庇を設置する際には高い耐久性と軽量なものを選ぶようにしましょう。
外壁の耐久性
外壁の種類によっては、庇の重量に耐えられずに取れてしまったり、外壁ごとはがれてしまったりすることがあります。
庇を設置する際は施工会社が外壁の耐久性を算出するため、ほとんどの場合取れてしまうということはありません。
しかし、吹上や雨の重量などにより、外壁の劣化や想定以上の負荷がかかってしまうことにより、取れてしまうことがあります。
そのため、庇を設置する際には外壁に十分な耐久性があるのかについて、考えられる限りの負荷を想定しておきましょう。
定期的なメンテナンス
庇も外壁や屋根と同様に、長期間屋外の過酷な環境にさらされ続けるため、劣化が進行する可能性が考えられます。
庇が劣化すると外壁から外れたり、雨漏りが発生したりするため、定期的なメンテナンスが必要です。
キズや穴ができていないか、留め具が緩んでいないのかなど、さまざまな観点からメンテナンスをする必要があります。
庇のメンテナンスを行う際は、施工会社に依頼することで実施することができます。
商業施設に設置する庇は後付けでも問題ない?
結論として、商業施設に設置する庇は後付けでも問題ありません。
新しく建てる商業施設の場合、初めから庇を設置することが多くなりました。
しかし、長年多くのお客様を迎えている、以前に建てられた商業施設には庇が設置されていないことがあります。
雨風や直射日光から、お客様や商品を守るために庇を設置するようになった商業施設が多くなったといえます。
当社でも商業施設に向いている庇をご用意しています
当社でも、各商業施設への設置に向いている庇を多数ご用意しております。
ほとんどの庇はアルミ製であり、火災時にも火が回るのを防ぐだけではなく、軽量なだけではなく高い耐久性を持ちます。
また、庇の種類によっては足元を照らすライトや、樋を設置することができるものもあります。
しかし、当社では直接販売をしていないため、これから庇の設置を検討している方は、お近くの施工会社にご連絡ください。
参考ページ:当社商品ページ
(https://www.alfin.co.jp/products/)
おわりに
本記事では、商業施設に庇を設置することによって得られるメリットと注意点について解説しました。
庇を設置することで、お客様や商品を雨風から守ることができるといったメリットを得ることができます。
しかし、庇を設置する際には素材や外壁の耐久性、定期的なメンテナンスが必要となります。
これから庇の設置を検討している方は、外観や耐久面などの観点から選びましょう。