庇を設置する際、施工会社の口から「見付」「見込」といった言葉を聞くことがある方もいらっしゃると思います。
それぞれどのような役割を持ち、庇の設置にどのように関連するのでしょうか。
本記事では、見付や見込といった、庇を設置する際に使われる建築用語を解説します。
「見付」とは?
「見付」とは、サッシ枠を正面から見たときの幅を意味するもので、仕上げ材や化粧材、窓枠といったものに含まれます。
見付は建築基準法などによって決められたサイズは無く、窓や扉のデザインによって異なります。
庇は両端の見付までの距離を考慮して、幅が決められます。
「見込」とは?
「見込」とは先述した見付を見たときに見える、窓枠や扉枠などの厚みを指す言葉です。
強風や大雨といった天候により、建物がたわんだりゆがんだりすることがありますが、それらの対策のために壁を厚くした場合、同時に見込も厚くなります。
しかし、見込の厚さによって取り付けられる窓や扉が異なるため、デザインにもこだわりたい方は注意が必要です。
見込については庇と大きな関連性はありませんが、先述した窓や扉のデザインを考慮し、最適なものを設置しましょう。
当社の庇は自由に長さ調節ができます
当社が取り扱う庇は、見付の長さなどに合わせて1mm単位から100mm単位まで、最適な長さに調整することができます。
庇は最適な長さで取り付けなければ、雨風をしのいだり適度な日光を取り入れたりといった効果を発揮することができないため、窓や扉のサイズに合わせたものを設置する必要があります。
下記、当社が製造、販売する庇の一例です。
AD-R 逆勾配庇
全長:100mm単位の自由設計
出幅:500mm~4,000mm
先端から壁側に向かって雨水が流れるように設計されている庇です。
壁側に流れた雨水は樋(とい)を通って地面に流れるため、雨が打ち付けられる音も気になりません。
1mm単位で自由に設計でき、1500mm以下ではサポートポールは不要です。
商品ページ:https://www.alfin.co.jp/products/adr/
AP60S
全長:無限大
出幅:最大~1600mm
必要な長さに応じ、庇に使われるパネルが何枚でも連結できるモデルです。
そのため、庇の全長を無限大に伸ばすことができます。
商品ページ:https://www.alfin.co.jp/products/ap60s/
おわりに
本記事では、見付や見込について解説しました。
見付は窓枠や扉枠の外側の部分を指すもので、庇を取り付ける際に考えられる要素です。
見込は枠の幅を指すもので、庇との関連性は低いですが、見込の厚さによって窓や扉のデザインが異なるため、庇についても考える必要があります。
庇の効果を最大限に発揮するため、最適な長さの庇を選定しましょう。