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玄関の庇(ひさし)を後付けしたい!メリットと後付け可能な庇の種類

 

家を建てる時、最初は庇を付けなかったとしても、後になってからやはり庇を取り付けておけばよかったとなることも少なくありません。

本記事では、玄関に庇を後付けする際の、メリットや後付け可能な庇の種類・取り付け時の注意点についてご紹介します。

 

玄関の庇(ひさし)を取り付けるメリット

玄関に庇を取り付けるメリットとして、雨風や日光による被害を防ぐことができます。

例えば、雨風が強い日において、玄関先に庇があることで外出や帰宅の際に雨に濡れにくくなる箇所が確保できるので、傘を開いたり折りたたんだりするためのスペースを確保できたり、玄関ドアの開閉時に雨が玄関内に吹き込んでくることを防ぐことができます。

また、日光により、玄関ドアが劣化したり色褪せしたりすることもありますが、それらも庇を玄関に取り付けることで防ぐことができるのです。

その他にも、建物の外観をおしゃれにするための目的で設置されることもあります。

 

後付け可能な庇(ひさし)の種類

先述の通り、住宅や建物を建てた後に、「やはり玄関に庇をつけておけばよかった」と考えられる方もいると思います。

こちらでは、後付けができる木製・ガラス製・アルミ製・ガルバリウム製の庇をご紹介します。

 

木製

木製の庇は、天然素材ならではの温かみを建物や玄関にプラスすることができます。

和風のデザインが好みの方にも、こちらの庇がおすすめです。

 

ガラス製

日差しや雨風を防ぎたいけれど、庇の外観を建物に加えることは好まないといった方には、ガラス製の庇がおすすめです。

 

アルミ製

最も主流なのは、アルミ製の庇です。

耐腐食性や耐久性が高く、安価な素材であるため、庇の素材としてアルミが使われることが非常に多いです。

庇を後付けする際にも、アルミ製の庇を選ばれる方は多くいます。

 

ガルバリウム製

モダンな建物に庇をつける際には、メタリックな素材であるガルバリウムを使用した庇を選ぶ方もいます。

 

庇(ひさし)を後付けするときの注意点

庇を後付けする際には、今の建物のデザインと調和するかという見た目だけではなく、庇の大きさを加味した建ぺい率も注意が必要です。

建ぺい率とは、敷地面積に対する建造物の面積の割合を指すもので、地域ごとに指定の建ぺい率が異なります。

建物は建ぺい率を超えて建てることができないということが、建築基準法によって定められています。

また、壁の強度によって取り付け可能な庇が変わるため注意が必要です。

 

そのため、庇を取り付けた際の建物全体や取り付ける箇所の外観、外壁の強度について、しっかりと考えておくようにしましょう。

 

玄関の庇を設置する際に必要な費用

玄関の庇を設置する際の費用

庇を設置する際の費用は、庇本体の価格と設置作業費の合算で算出されます。

そのため、玄関の庇を設置する際に必要な費用は、庇の種類や施工会社によって左右するといえるでしょう。

一般的に、庇を設置する際に必要な費用は10万円から30万円程度といわれています。

しかし、庇を設置する際には壁面に下地が必要となるため、下地がない場合は費用が追加となります。

 

庇を設置する費用を抑える方法

下記にて、庇の設置費用を抑えるための方法をご紹介します。

 

相見積もりを取る

比較的容易かつ効率的に価格を抑える方法として、複数の業者に相見積もりを取ることが挙げられます。

初めて庇の設置を依頼する方のなかには、1社のみに見積もりをとってその業者に施工を依頼する方がいらっしゃいます。

しかし、運悪くその業者の工賃が高かったり、施工技術が不足していたりすると、損をしてしまうものです。

相見積もりを取ることによって業者間での価格やサービスの比較を行うことで、お得に庇を設置することができます。

 

複数の庇を選択肢に入れる

庇にはさまざまな素材や形状といった種類があり、価格もそれぞれ異なります。

ひとつだけ選んだ庇が高額なものだった場合、後付けの設置費用が高額になってしまいます。

しかし、一般の方ではどの庇が高額なのかが分からないため、そのような場合は複数の庇を選択肢に入れておきましょう。

価格とデザインが自分のニーズに合った庇を選ぶことで、高い満足度を得ることができます。

 

庇の設置に使える補助金・助成金

先述の通り、一般的な庇の後付け費用は庇本体の価格を含めて10万円から30万円程度です。

設置をすれば快適な生活が送ることができる一方、出費を負担に感じる方は多くいらっしゃることでしょう。

そのような場合、国や自治体が実施している補助金・助成金制度を利用してみてはいかがでしょうか。

下記は庇を設置する際に利用できる可能性がある補助金・助成金の一例です。

 

リフォーム補助金

リフォーム補助金とは、リフォーム費用の一部を国などが補助をする制度で、家屋の省エネが目的となります。

近年ではCO2(二酸化炭素)によって温暖化が進行しており、世界中で省エネルギー化が求められています。

CO2は産業だけではなく、家屋からも排出されるため、積極的に取り入れなければなりません。

リフォーム補助金を利用することで、光熱費削減の効果が期待できる庇を設置する際の費用負担を軽減することができます。

 

戸建てZEH補助金制度

戸建てZEH補助金制度とは、ZEH(Zero Energy House)を建設する際に受け取ることができる補助金制度です。

ZEHとは、家屋が消費するエネルギーを実質ゼロにすることができるもので、省エネ性能が高い住宅を指します。

目的は先述の通りCO2の削減や省エネ化であり、地球環境に配慮した家屋であるといえます。

戸建てZEH補助金制度は、これからZEHを建てる方を対象とした補助金制度です。

 

おわりに

玄関に庇を後付けするメリットや注意点、庇の種類についてご説明しました。

色々な意見はありますが、やはり玄関に庇がある方が多くのメリットを得られるのではないでしょうか?

玄関に庇をつけていなくて、「やっぱり取り付けたい」となったときにはぜひ、前向きに考えてみましょう。