玄関ドアに庇がついていない住宅や建物は少ないですが、窓に庇のついていない建物はちらほらと見かけます。
では、窓に庇は必要ないのでしょうか?
もちろん、住宅や建物にもよりますが、やはり窓にも庇をつけた方が良いのです。
こちらの記事では、その理由、小庇を窓に取り付けることのメリットについてご説明いたします。
窓の上に設置する小庇(こひさし)とは
庇の中でも、窓の上に設置する庇のことを、小庇もしくは窓庇と呼びます。
また、別の呼び方で、霜除けと呼ばれることもあります。
玄関ドアの上に設置する庇と比べてサイズが小さいことから、小庇と呼ばれるのです。
見た目こそ小さいものの、庇としては十分な機能を持っています。
小庇(こひさし)を設置するメリット
では、小庇の機能にはどんなものがあるのでしょうか?
小庇を設置することによるメリットを見ていきましょう。
小庇を設置するメリット1 雨を防ぐことができる
小庇があることで、雨が部屋に入ることを防ぐことができます。
突然雨が降ってきて、窓を開けたままだったことに気づいて慌てて窓を閉めに行く。
そんな経験、多くの方があるのではないでしょうか?
そういった際に、小庇がなければ多くの雨が室内に入ってしまうことがあります。
ただ、小庇があれば、室内に入ってしまう雨を小庇が防いでくれます。
また、雨が窓を叩く音も、小庇があることで防ぐことができます。
雨に対する防音効果も、小庇のメリットの一つであると言えるでしょう。
小庇を設置するメリット2 外壁の汚れを防ぐことができる
サッシの上に溜まった汚れが、雨と一緒に外壁を伝い、外壁の汚れの元になってしまうことがあります。
小庇を設置していれば、サッシに汚れが溜まりにくくなるため、この汚れを防ぐことができるのです。
小庇を設置するメリット3 夏の暑い日差しを防ぐことができる
夏の日差しは、冬よりも高い位置から降り注ぎます。
この日差しによって、日焼けや室温の向上が起こってしまいますが、小庇を設置することによって、これらを防ぐことができるのです。
小庇を設置するメリット4 漏水対策をすることができる
雨水や紫外線によってサッシのコーキングが劣化すると、サッシ窓が雨漏りを起こしてしまうことがあります。
小庇を設置することで、サッシに直接雨水がかかることを防ぐことができるため、その結果、漏水対策につながるのです。
おわりに
窓に小庇を設置する必要性、そのメリットについてご説明いたしました。
窓に庇を設置するかどうかを悩まれている方の参考になりますと幸いです。