庇に関連する言葉に、「キャノピー」と言う言葉があります。
庇については、知っていても、キャノピーのことはよくわからないと言う方も少なくありません。
こちらの記事では、キャノピーとは何なのかについて、ご説明します。
キャノピーとは
答えから言いましょう。
キャノピーとは、庇のことを言います。
英語で庇のことをキャノピーと言うのです。
ただ、すべての庇のことをキャノピーと呼ぶかと言うとそうではありません。
キャノピーと庇との違い
日本では、キャノピーと言った時には、窓や戸口に設置された天蓋形の庇のことを表します。
つまり、英語で庇のことをキャノピーと呼びはするけれど、日本語でキャノピーと言った時には、庇の中の1つであることを表しているのです。
また、キャノピーと言う言葉には、それ以外にも、パラグライダーやパラシュートの傘、戦闘機や航空機などの風防ガラス、お店の出入り口の上に設置された張り出しテントなどの意味もあるため、あわせて知っておきましょう。
建築用語で言うキャノピー
キャノピーには、さまざまな意味がありますが、建築用語でキャノピーと言った時には、単に「天蓋」を意味します。
この場合、空港やスタジアムなどに設置される大型の天蓋のことをキャノピーと言うのです。
これらの建築物に、上から吊るしたり柱で支えるようにしたりして、設置します。
建築用語でキャノピーと言った時には、住宅などの一般的な建築物に設置する庇ではなく、こう言った大型の建築物に設置するもののみを指して言うのです。
インテリアとしてのキャノピー
窓や戸口に設置された天蓋形の庇以外にも、室内に設置する天蓋もキャノピーと呼びます。
たとえば、天井からベッドに吊るす天蓋などがキャノピーと呼ばれます。
インテリアとしてのキャノピーは、デザインや素材・色によって、部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
薄い色味のレース生地のキャノピーを取り付ければ、部屋の雰囲気はファンタジックなものになりますし、
草や太陽、海などがプリントされた布製のキャノピーを設置すれば、アジアン・南国風の部屋に演出することができるでしょう。
他にも、キャノピーを設置することで、寝ている周辺に虫が入ってこないように防ぐことができます。
おわりに
キャノピーとは何なのか、キャノピーと庇との違い、建築用語、インテリアとしてのキャノピーなど、さまざまな目線でキャノピーについて、ご説明しました。
庇に関わる用語として、キャノピーについても覚えておきましょう。