庇を取り付けている家屋で生活を送られている方の中には、雨音が大きいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
庇に当たる雨音が大きくなる原因や対策には、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
本記事では、庇に当たった雨音が大きな音を発する原因と、その対策について解説します。
庇から発せられる雨音が大きくなる原因
庇から発せられる雨音が大きくなる原因には、下記が挙げられます。
薄い金属が使われている
庇に薄い金属が使われている場合、雨音が大きくなることがあります。
これは金属の音が響きやすくなる性質や、薄くて軽いほうが響きやすいといった音の性質が要因です。
たてどいが設置されていない
たてどいとは雨樋(あまどい)に含まれるもので、屋根や庇に降った雨を地上まで流して排水する役割があります。
縦方向に取り付けられている樋(とい)なので、たてどいと呼ばれています。
たてどいが無い場合、屋根や庇に降った雨が地面に直接落ちることにより、大きな音を立てるだけではなく、長期間そのままにすると雨によって地面が削られるといったトラブルも発生します。
参考ページ:アルフィンのたてどい(https://www.alfin.co.jp/products/tatedoi/)
庇の雨音を軽減する対策
こちらでは、庇の雨音を軽減する方法をご紹介します。
防音材、防振材を取り付ける
庇に打ち付けられた雨が大きな音を発する場合、防音材や防振材を裏側に取り付けることで、音を軽減することができます。
防音材や防振材は自身で取り付けることができるものもありますが、不安な方は業者に依頼しましょう。
防音効果がある塗料を塗る
塗料のなかには、防音効果を高く発揮するものもあります。
防音効果が高い塗料を庇に塗布することで、雨音などの庇にあたるものの音を軽減することができます。
ただし、高所での作業となるため、自分で塗布するには危険が伴うため、こちらも業者に依頼することをおすすめします。
庇を取り換える
庇にあたる雨音が大きい要因のなかには、庇が劣化していることも挙げられます。
そのような場合、新しい庇に取り換えることを検討しましょう。
庇の種類によってはサビや虫食いなどによって劣化が進むことにより、雨漏りや庇の落下といったトラブルにつながる可能性があります。
おわりに
本記事では、庇に当たった雨が大きな音を発する原因と対策について解説しました。
庇から発せられる雨音が大きくなる原因には、下記が挙げられます。
- 薄い金属が使われている
- たてどいが設置されていない
防音材や防振材の取り付けや防音効果のある塗料を塗る、庇を取り換えるといった方法で雨音を小さくすることができますので、雨音に悩まれている方はご参考ください。