近年導入されることが少しずつ増えてきている庇の一種であるライトシェルフは、導入することで自然光を利用し省エネ効果が実現できると言われています。
本記事では、「ライトシェルフ」についてご説明します。
ライトシェルフとは?自然光を利用した庇(ひさし)で省エネを実現
ライトシェルフとは、自然光を活用しながら、日差しを遮蔽することができる庇の一種です。
窓の中断部分に設置して、上部は太陽光を反射して自然光を活用する効果、下部は庇の遮蔽(しゃへい)効果を持っています。
直射日光を遮りながらも、室内に日光の明るさを取り入れることができるため、照明を節約することができるうえ、省エネ効果を期待することもできるのです。
また、夏に関しては、直射日光を遮り、明るさだけを室内に取り入れることができるため、冷房の使いすぎによる省エネにも期待できます。
ライトシェルフのメリット
こちらでは、ライトシェルフを導入することにより得られるメリットをご紹介します。
ライトシェルフを導入することによるメリット1 省エネ効果
先述の通り、ライトシェルフを導入することで、省エネ効果が期待できます。
太陽光のメリットを上手に活用し、デメリットを減らすことができるライトシェルフは、日光の温度を遮りながらも明るさだけを取り入れることができます。
また、紫外線防止の効果も期待することができるのです。
ライトシェルフを導入することによるメリット2 冬場でも自然光を長時間利用することができる
太陽は、夏には高くに位置し冬には低いところに位置しています。
そのため、通常であれば、冬は夏と比べ自然光を利用できる時間が短いという傾向があります。
ライトシェルフを導入すれば、冬の低い角度での自然光も反射し室内に取り込むことができます。
そのため、より長い時間、自然光を利用することができるのです。
ライトシェルフの必要性
住宅や建築物の省エネルギー基準が改正されている中、省エネの必要性は以前よりも高まっています。
特に、近年ではZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)やZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)といった、省エネや環境に配慮した建物にも活用される傾向にあります。
省エネへの取り組みを進めていく上で、ライトシェルフの必要性は十分にあると言えるでしょう。
おわりに
本記事では、ライトシェルフの必要性について、ご説明しました。
ライトシェルフは自然光を活用しながら、日差しを遮蔽することができる庇の一種で、室内に熱を入れずに光だけを入れることができます。
省エネに役立つライトシェルフについて、気になるという方は、ぜひ一度導入をご検討ください。